生命は、ゲノムの安定性(DNA修復)と不安定性(突然変異)との絶妙なバランスの上で多様性を獲得(進化)し、様々な環境に適応して地球上に豊かなで緻密な生態系を発現しています。

 私たちの研究室では、メダカに協力してもらって放射線の生物影響の研究をしてまいりました。それがメダカの遺伝子の研究、メダカの研究に発展しました。また、国際宇宙ステーションでメダカを健康に飼育する研究を行いました。

 2011年3月の福島第一原発事故の後は、低線量率放射線が動物個体に与える影響の解明に取り組んできました。同時に、超音波洗浄機で食べ物を洗う技術の研究開発を進めてきました。
 そして、低線量率放射線による生理的影響を軽減する方法の目星がつきました。同時に、性の起源、減数分裂の起源、表現型の可塑的変化が進化の方向を決め、突然変異は進化の方向を固定する役割であることがわかりました。超音波で食べ物を洗うことにより、様々なメリットがあることがわかりました。
(文責:尾田正二)


右の画像は、 株式会社ドキュメンタリーチャンネル により撮影された血球が光るトランスジェニックメダカの映像です。

 




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