トランスジェニックメダカを開発された研究者の方,是非御寄託を!


研究材料寄託のメリット

 実験動物としてのメダカは,その飼育繁殖方法が確立され,トランスジェニック系統を開発された研究者の方は充分な飼育繁殖の技術を備えておられることと思います.しかしながら,特定のラボのみで系統維持をおこなうことは,何らかの事故などによって,せっかく開発した系統が絶えてしまう危険とも結びついています.ナショナルバイオリソースプロジェクトは,そうした実験動物の系統維持のためのプロジェクトであり,危険分散として有効に機能するものです.

 さらに,もとの系統を開発した寄託者の知的所有権等を保護することを目的とした生物試料移転同意書(MTA: Material Transfer Agreement)を締結いたしますので,開発者の権利が保護されつつ,貴重なバイオリソースが広く研究に用いられるようにするために,充分貢献できるものです.

寄託にあたって

 当サブ機関に,トランスジェニックメダカを寄託したいただく場合は,開発された研究者の方の知的所有権等の無体財産についての権利関係を明確にするために生物試料移転同意書(MTA: Material Transfer Agreement)を締結させていただきます.

 また,ユーザーへの提供と同様に,国立研究機関の保有する国有財産として「物品管理法」「文部科学省所管に属する物品の無償貸与及び譲与に関する省令」に基づいて,「研究開発成果としての有体物の取扱いに関するガイドライン」(平成14年7月31日14振環産第22号)に定められた所要の手続きをおこないます.

 寄託のお申し出は,当サブ機関代表者の三谷啓志もしくは担当PDの相澤浩一まで気軽に御連絡ください.


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