東京大学大学院新領域創成科学研究科では東京大学柏キャンパスの新領域生命棟北側にメダカ等の水棲動物を飼育する屋外飼育場を運用しています。
海出身のメダカは海水でも生きていけます。コイやカダヤシよりも、サンマやトビウオに近縁です。
北海道を除く日本列島の津々浦々に400万年以上も前から住んでいる我々の大先輩です。
メダカ目は東南アジア特産ですが、観賞魚として海を渡って欧米に行った仲間もいます。
水田に住んでいるので、Oryzias latipes という学名がつきました。
メダカの種内の遺伝的多様性は極めて大きく、北日本集団と南日本集団を別種と考える研究者もいます。
メダカのゲノムは 2007年に解読されました。誰でも自由に閲覧できます。 Ensembl へ(英語です)
研究のために遺伝子組換え技術によっていろいろな光るメダカがつくられています。
メダカは放射線影響、発がん、発生学、生理学、環境毒性、神経行動学などの研究で活躍しています。
新領域屋外メダカ飼育場